Wednesday, December 7, 2011

memo1

L2ライティングに足を突っ込み始めて早2ヶ月。

L1ライティングだけでも大変な研究領域なのに、L2のライティング学習者、つまりmulti-competence(Vivian Cook)という厄介な能力を持つ学習者を研究対象を選んでしまったことに少し後悔。いや、厄介というのは研究領域が広すぎて何を研究すればよいのか中々絞れないという意味でです。

今興味があるのは

①日本のEFL学習者におけるライティング学習の社会的な位置づけ;諸外国とどのように違うか=descriptiveな研究

② ESL学習者とEFL学習者の目標の違い:ライティングの観点から=descriptiveな研究

③ライティング指導で何が教えられているか;何が教えられるべきかという問いに対しての再考察=descriptive and explanatoryな研究

④L2ライティングと論理力=explanatory

というところです。


こうして見てみるとdescriptiveな研究が多い。いや、これはたぶんどうしようもないことなのでしょう。なぜならGrabe(2001)の述べるような第二言語習得(特にライティング)においてのpredictive and explanatoryな理論を構築することは、SLライティングが様々な要因が複雑に絡み合ったL2学習者を対象にしているため困難であるからです。欲を言えばpredictiveな理論を作りたいのですが・・・今の知識と思考力じゃぜったい無理!です(・。・/

(ちなみにGrabe(2001)で述べられている理論研究の構想をささっと図でまとめた記事もあります。Grabe 2001)








研究は一超直入できるものではないですから迷っていても仕方ないですから、とにかく読みまくるしかないのですが・・・それにしても読む視点というものがほしいです。



いつも、

こんなんじゃあいつまでたっても論文書けねぇんじゃね?orz

と思ってしまいます。


とにかく主軸となる理論(親理論)を手に入れなければ・・・

ということで、これから読む本をとりあえずメモとして挙げておきます。んー、完全に自分のメモですね。スマソ



これから読む本:

JSLW学会誌20年分・・・ orz

Critical Applied Linguistics (Pennycook 2001)

社会的構造主義への招待 (Vivian Burr, 田中訳 1997)

Identity and Language Learning (Norton 2001)

Self comes to mind (Damasio)

Alternative Approaches to Second Language Acquisition (D.Atkinson)

『フーコー・コレクション(3) 言説と表象』(ちくま)

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